2012年12月30日

もう一歩,先へ−中辺路へ進む

年末の押し迫る中,2012年最後の吉方位旅行に出かけました。

最後もやっぱり熊野古道,方位は南西です。

今回は,紀伊田辺を発して,いよいよ中辺路に踏み入れました。
中辺路は熊野古道の中でもおそらくは一番知られている,
王道,クライマックスとでもいうべきところ。
基本的に海沿いを歩いてきた紀伊路から離れ,
いよいよ紀伊半島に分け入っていき,本宮を目指す道です。
熊野古道=中辺路,というイメージの方も多いでしょう。

とはいえ,前半は比較的平坦な,民家も多い地域を歩きます。

さて当日。
早朝6:25新大阪発の紀伊田辺行きに乗車。
ものすごく早く起きなければなりませんが,
この電車に乗るのも慣れたもの。
乗ってしまえば,始発から乗るので座れるし,
和歌山を越えると乗客も減り,
ずっとリラックスして座っていられるので好きなのです。

紀伊田辺には9:38着。

そこから、まずは徒歩10分の闘鶏神社へ向かいました。
闘鶏神社

ここで「聖なる森熊野古道キャンペーン」のスタンプと木札がいただけます。

まずはご挨拶と本日の安全を祈願して。
社務所でスタンプと木札をいただきました。

熊野古道とのかかわりが深く,
弁慶に関する伝説もある,由緒ある神社です。
古めかしく威厳があり、心が落ち着くところでした。

再び駅に戻り,いよいよ古道歩きに出発です。

まずは秋津王子跡へ。

古道本来のルートからは外れるようですが、
川沿いのとても気持ちの良い道です。

秋津王子跡は民家と畑に挟まれてひっそりと佇んでいました。
秋津王子跡


この辺りは住宅街の道を右に左に曲がらなければいけません。
大阪府内の古道歩きの感じにちょっと似ています。
案内はあちこちに出ているのですが,
正確な地図がないと不安になると思うので,
ぜひ「聖なる森」キャンペーンの地図か,
熊野古道│紀伊山地の霊場と参詣道」サイトの街道マップを
手に入れて下さいね。

道さえわかれば,大きな建物もなく、
ゆったりと穏やかな雰囲気で気持ち良く歩けます。

少し大きな車道に入り、左に須佐神社、右に天王池を見ながら進みます。
天王池には水がなくてびっくり。
堰き止めているのか、自然に渇水しているのか?
重機なんかがなかったので,自然に水が引いてるのかな?
ちょっと不思議な光景でした。

次の万呂王子跡に向かう途中、地図に載っている橋は
無残に落ちていました…
これも昨年の台風による水害の爪痕でしょうか…
大きく迂回します。

万呂王子跡は梅林の中にありました。
万呂王子跡

(なぜピンポイントにここ…?と思わせる標示)
見つけにくい上に、
他所様の畑の中を入っていかなければならないので、
かなり迷うと思います。
行きたい方はぜひ、「聖なる森熊野古道キャンペーン」
の地図をゲットしてください(一番わかりやすいです)。

無事万呂王子跡を見つけ、先へ進みます。

ちなみに道路沿いには説明板が出ています。
万呂王子跡説明板

(説明板を見ても万呂王子跡の場所はわかりませんが^^;)


この先のVショップでスタンプと木札がいただけます。
ついでにおやつを買い、お手洗いをお借りしました。

報恩寺を過ぎ,少し小高い丘の中に入っていきます。
三栖王子跡に至る道で

丘の中腹,見晴らしの良いところに三栖王子跡があります。
三栖王子跡

道自体はわかりやすいですし,自然に包まれた心地良い場所。
王子跡碑の前の木のベンチに腰かけて,
昼食のおにぎりをいただきました。

王子跡碑を越えると,すぐに下り道になり,車道に出ます。

ここで道は二手に別れ,
このまま車道を進んで新岡坂トンネルを行く道と,
山の中に入っていく道のいずれかに進みます。

トンネルを歩いて通りたくはなかったので,
山の中を歩くつもりでいました。

…が。
山の中に入っていく道は,途中崩れているらしく,
立ち入り禁止の札が出ていました。
しかし,車道の方も工事中で通行止め。

途方に暮れてうろうろしていると,
交通整理の方が声を掛けて下さり,
迂回路を教えてくださいました。

お陰さまで無事,古道歩きを継続することができました。

本来の,山へ入る方の道は地すべりがあったようです。
これも台風の影響でしょうか…
被害の大きさが思われます。
春に那智に行ったときのことを思い出しました。

迂回路も山の方へ進む道です。
道は広く歩きやすく,のどかで,迂回路とはいえ良い道でした。
道を登りきると,本来の道に入れるようになっていました。
八上王子跡までの道

再び気持ちの良い山の中の道。
工事のために選択権はありませんでしたが,
結果的に(途中からでも)歩きたかった道を歩くことができました。
木立の中を歩く


再び車道(府道35号線)が見えてきて,
トンネル出口の横に降ります。

次の王子跡は八上王子跡。
府道35号線から右の住宅街に入ります。

そこで,公衆トイレ発見!目
八上王子跡手前の公衆トイレ

各種地図には載っていないお手洗いです。
まだ新しくてとてもきれいです。
男女別,広くて水洗,ペーパー有。
感謝で思わず拝んでしまいます^^;

八上王子跡を写真に収め,八上神社でご挨拶を。
八上神社と八上王子跡


八上神社には,西行の歌碑もあります。
八上神社の西行歌碑

先日『平清盛』で見た藤木西行が目に浮かぶ…^^;

さらに歩きます。
再びのどかな住宅街の中の道。
車も少なく,快適に歩けます。

南方熊楠ゆかりの田中神社の横を通り過ぎ。
工事中箇所を抜けながら,稲葉根トンネル付近へ。

稲葉根トンネルを抜ける道が近道なのですが,
やっぱりトンネルを徒歩で越えるのは嫌なので,
迂回路の旧311号線ルートを通ります。

普通の舗装道路ですが,人も車も少なく歩きやすい。

熊代神社を越えた先で,川沿いに左へ。

富田川が大きく広がります。

このあたり。
川と山と空がとてもきらきらしていて,
ものすごく綺麗だと感じました。
富田川河川敷

上手く言葉にできないんですが,
ただ居るだけで,風景を見ているだけで,息をするだけで,
身体の中にエネルギーが溜まっていくような。

あまりにも心地よくて,たくさん深呼吸わーい(嬉しい顔)

でも,やはり台風災害の影響なのか,
土砂崩れの補修工事をしているところなどを見かけました。
一年以上たってもまだ,補修が続く状態なんですね…

美しいのも自然。怖いのも自然。
どちらも自然の本来の姿なんですよね…

少し歩いて,稲葉根王子跡に到着。
稲葉根王子跡

その隣の稲葉根神社にて,
ご挨拶と本日も無事に歩けたお礼を申し上げました。
稲葉根神社


この時2時半。

時間的にはまだ余裕があったのですが,
紀伊田辺駅行のバスは約1時間に1本。
うっかり先まで歩いてバスを逃すと,
思いがけなく遅くなる可能性もあります。
余裕を持って戻っておきたいと思ったので,
稲葉根王子バス停からバスに乗り込みました。
稲葉根王子バス停


紀伊田辺駅について,駅を散歩がてら,
もう一度闘鶏神社にお参をして,
無事歩けたことのご報告とお礼を申し上げました。

境内にはベンチがいくつかあるので,
少し休憩させていただきました。
とても静かで,ひともいなくて,居心地の良い空間でした。

そして4時過ぎの電車に乗り,帰途に就きました。

帰りの電車の車窓からは,海に沈む夕日が。
車窓からの夕陽


実は夕陽がみたくて,帰りの電車の時間を決めました。
きっとこの辺りで海に落ちていく夕陽が見えるだろうと思ったので。

予想通り,綺麗な夕陽を見ることができ,嬉しかったです。

あとはちょいちょい爆睡しながら(笑)
でも無事に乗換に失敗することもなく,
帰り着くことができました。

さて,これで,今年最後の吉方位旅行も終了,レポも終了です。

熊野古道は本当にたくさん歩けて,楽しかったな。

来年はどんな旅が待っているでしょうか。
楽しみです。

2012年もあと1日を残すのみ。
皆様,良いお年をお迎えください。



posted by 香歩 at 23:33| Comment(0) | 旅行風水:実践編【南西方位】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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