2010年11月09日

快晴の南・熊野古道ひとり歩き【松本峠編】

今回の古道歩きの目的地は松本峠。

標高135mという比較的低目の峠で,道も歩きやすいみたいです。
大泊側の入口から歩いて峠を越え,熊野側に出て,
あとは町歩きと海岸沿いの散策の予定です。

熊野駅から大泊駅までは1駅で,時間も3分ほど。

電車に乗り込み,落ち着く暇もなく到着です。

さて,降りようと準備を始めたとき。

同時に電車を降りるお客さんが。
幼稚園〜小学生くらいの子供を3人連れたご夫婦です。
しかも,どうみてもハイキングのいでたち。

これは,もしかして,松本峠に行く人たちなのかも…?

駅を出て,向かう方向も同じ,しかもお父さんらしき人,
子供に向かって「初めての熊野古道やなー」とか言ってます!

これはラッキーわーい(嬉しい顔)

こんなにたくさんの人(しかも家族連れ)と一緒なら,
怖いことなどそうそうないでしょう。
思い切ってきたかいがあったというもの手(チョキ)

しかし。

私の少し前を歩いていたこの家族連れのうち,
小学校低学年くらいの女の子が,はしゃいでいきなり

バタッ

と顔からこけたもうやだ〜(悲しい顔)

当然女の子,泣き出します。
当然家族全員,立ち止まります。
当然私,追い越すはめになります。

うー,もし女の子が結構大きな怪我をして,
家族連れのハイキングが中止になったらどうしようたらーっ(汗)

女の子の怪我よりそちらが心配な私,薄情かもしれませんがふらふら

まあ,すれ違ったときにちらっと見たら,流血などはなく
大きな怪我をした感じはなかったので,
あとは女の子のテンションが下がっていなければ大丈夫そうでしたが。

しばらくちらちらと後ろを気にしていたら,
幸いみなさん,ハイキング続行でそのまま歩いてこられました。

さて,駅から10分ほどで着いた峠の入口。
松本峠・入口
はい,右下の黄色いものに注目してください。

拡大します。

熊 出 没 注 意

出ました。 熊 出 没 注 意





がく〜(落胆した顔)Nooooooooo!!!がく〜(落胆した顔)





マ  ジ  で  す  か もうやだ〜(悲しい顔)





そりゃまあ。

地続きですしね。
目撃情報などはもっと内陸のほうみたいなんですが。
熊の行動範囲ってかなり広いらしいですし。

まあ,注意喚起ぐらいはしますよね。このご時勢だし。


しかしたらーっ(汗)
こうやって指名手配犯よろしく写真まで掲示されると。
臨場感が違うというか。

この写真の熊に
「僕,このへん徘徊してるよるんるん」って言われてるみたいでふらふら

本気でコワイもうやだ〜(悲しい顔)


…しかし,親子連れも後から登ってきそうな絶好のチャンス。

そして念のためと,御守代わりくらいの気持ちで持ってきたアレ…
熊よけ鈴

そう,「小熊に金棒」!
金棒かどうかはともかく,気休めくらいにはなろうというもの。

さっそくリュックにスチャッと装着!

入口に用意されいた竹の杖を握り締め,
鈴をリンリン派手に鳴らしながら,石段を登り始めました。

石段

石段は,少し急だけど,道幅が広くて歩きやすいです。
熊野古道は本当によく手入れされているなあと思います。

お天気が良いので,木漏れ日が本当にきれい。
ざわざわと風に木が揺れて,鳥の声がして。
時々下のほうから子供の声。

きらきらして,爽やかで,心地良い。

やがて道は木の根が張って緩やかになり,足元に羊歯が増え始め。

羊歯の道

いつの間にか周囲に竹林が目立ち始めました。
孟宗竹というらしいです。

竹林が見え始めると,峠の頂上はすぐそこです。

竹林

頂上で出迎えてくれるのは,人の背丈ほどもある,大きなお地蔵様。

お地蔵様

すらりと背の高い,美しいお地蔵様でした。
いったいいつからここに立っておられるのか。
昔,妖怪と間違われて猟師に撃たれた跡があるそうです。

峠道,木漏れ日を受けて竹林を背に立つお地蔵様。

まるで昔話の世界を切り取ったようでした。


さて,ここからまっすぐ峠を下ることもできますが,
少し寄り道をして,鬼ケ城跡へと向かいます。

その途中にある東屋からは眺望が良いと聞いていたのですが。

着いた瞬間,「うわーーー」と声を上げてしまいました。
本当に,すごいビューポイントで。

空が青くて,海はまさに紺碧で,太陽の光を反射して輝いて。
白い浜はずーっと遠くまで続いて,向こうに山が霞んで見えて。
それを切り取る木々の緑の濃いこと。

東屋より七里ケ浜を見る

もう,この風景を見れただけで,来たかいがあったと思いました。

絶景にしばし魂を抜かれて休憩。


しかし時間にも限りがあるので,
あまりノンビリしてもいられない。

再び鬼ヶ城への道を歩き始めます。

この道は,正式な峠道ではなく,言ってみれば脇道。
歩くのに不自由はないですが,ごつごつ木の根が張った道で,
古道のように造り込まれてはいない感じです。

だけど,山の尾根を歩いているので,
とても見晴らしは良いです。
松本峠は少し海に張り出した岬にあるので,
南側は先ほどの遠くに伸びる七里御浜が,
北側には大泊海水浴場もある小さな湾があります。
場所によってはそのどちらか,あるいは両方が見渡せます。
風も渡って,もう本当に,気持ちいいぴかぴか(新しい)


15分ほど歩いたでしょうか,
鬼ヶ城跡の「鬼の見晴台」という展望台に到着。
鬼の見晴台

見晴台からは,熊野灘が沖まで見渡せます。
見晴台より

下の海岸線まで降りることもできるみたいなのですが,
戻るのが大変そうなのと,
先ほどの親子連れはこちらに来る気配がなくちょっと不安になったので,
もと来た道を戻ることにしました。

鈴をリンリン響かせて,なるべく足音も立てながら,
ずんずん歩いて戻ります。

熊はもちろんだけど,
他のいろんなものにも出て来て欲しくないですから^^;

道の脇の草むらからガサッといういとが響いても,
後ろから,絶対に私が落としたのではない小石が落ちてきても

  キニシナイ

とにかく,何がいたとしても,
向こうは向こうでニンゲンなんてデカイものには
出会いたくないはずだから,
こっちも知らんふりして歩きます。

そう,猪だろうが大蛇だろうが,遭遇さえしなければいいんです。

で,さくさく戻って,先ほどの絶景の東屋に到着。

家族連れは,他のご家族と一緒にここでお食事しておられました。
お天気も,陽射しが強いので寒すぎず,
ちょうどいいハイキング日和だし,楽しそうでした。

うーん,地元にこんな素敵なハイキングポイントがあるなんて,
羨ましい。


お地蔵さんの峠まで戻り,今度は下りの道を歩きます。

下りの道は,苔むした青い石畳でした。
苔むした道

まさに,「熊野古道」のイメージそのものの,綺麗な道です。
そして,行きの石段よりも緩やかで,歩きやすい。

10分くらい歩いて,あっというまに民家が見えてきました。
峠道の終わりです。

熊野の町はもう少し先。
でも先ほどの浜も随分と近づいてきました。
峠を越えて

そして道端にはこんな道標が。

石碑

左の小さな木の道標に注目してみて下さい。

道しるべ

07/07って書いてあるでしょう?
これは,700mの松本峠のうちの700m地点,
つまり,峠を抜けたことを示しています。

駅を出てから峠を抜けるまで,ざっと1時間半くらい。

ビビリつつ(笑)やや急ぎ足で通り抜けて
ちょっともったいなかったですが^^;

でも,道も,森も,眺望も素晴らしくて。
やっぱり来て良かった。

熊野古道は本当に,魅力のある道です。

自然に満たされているのに,
古の人々の熊野詣でに対する畏敬の念と,
今の人々の地元に対する深い愛情という,
二重の人の想いが感じられるのが一番の魅力だと思います。

今回でようやく2つの峠を歩いただけですが,
もっともっと,歩いてみたくなりました。


さて,まだ民家のまばらだった坂道を抜けて,
ようやく木本の町にでます。
やうこそ 熊野古道へ

時間的には予定通り。
ここからは,熊野の町をのんびり散策できそうです。

 *つづく*
posted by 香歩 at 13:07| Comment(5) | 旅行風水:実践編【南方位】 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
はじめまして!
突然ですが、風水旅行の出発日は、年盤・月盤・日盤の吉方位にしていますか?
年・月だけ吉で、日が暗剣殺や五黄殺だと凶作用が強くなります。
見たところそういう記述がないのでちょっと心配になり書きこませて頂きました。。
Posted by さんぺき at 2010年11月10日 00:00
始めまして,さんぺきさん。
お返事が遅くなって申し訳ありません。

>風水旅行の出発日は、年盤・月盤・日盤の吉方位にしていますか?

日盤に関しては意識していませんね。
というか,ぶっちゃけ,年盤も月盤も見ているわけではありませんが^^;

私が一番参考にしている幽竹さんのご本では,
日の方位はわかりにくく効果も小さいので,
あまり気にする必要はないとされており,
凶方位についても同じだろうと考えて,
特に意識してはいません。

風水にもいろんな考え方の人(流派?)があると思いますし,
きちんと勉強されている方から見れば,
私のような取組み方は歯がゆいかもしれませんが^^;
あくまでも自分のできる範囲で風水を楽しんで取り入れるというスタンスだということで,
ご容赦願いますm(_ _)m
Posted by 咲月 at 2010年11月16日 14:47
はじめまして。
風水で色々検索しててこちらへ
たどり着きました。

私は方位を気にしはじめて3年くらい。
周りには方位で旅行したりしてることは
誰にも言っていません・・。
11月に、わたしも南へ旅行に行きました。

私よりたくさんの旅行をされているようで
HPを面白く拝見させて頂いてます。

また、HPに来させていただいても
良いですか?

いろんな方位とかのお話が
できたら良いなと思ってます。
よろしくお願いします。
Posted by みなみ at 2010年12月16日 12:59
ちなみに、私もブログを
最近はじめました。。

独り言みたいな内容で
ちょっと恥ずかしいけど
よかったら見てください。
Posted by みなみ at 2010年12月17日 18:48
初めまして、みなみさん。
せっかくコメントをいただいたのに、
お返事できなくてすみませんでしたm(_ _)m

12/22日の記事に書いたような事情で、
ほとんどPCを開くこともしていませんでした。

みなみさんは気学を学ばれているのですね。
風水とはまた違うところがあるのでしょうが、
どういう考え方をするのか、興味があります。
こちらこそ、またブログのほうも拝見させてください。
Posted by 咲月 at 2010年12月22日 02:15
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